サプライゾーンとデマンドゾーンの正しい引き方とは?
- Sonoha
- 5月30日
- 読了時間: 4分
こんにちは、サイハナFXのSonohaです。
今回は「サプライゾーンとデマンドゾーン」の見つけ方や引き方について、丁寧に解説していきます。 これらのゾーンは、相場での供給と需要のバランスが崩れるポイントを見極めるのに非常に有効です。
この記事を読めば、チャート上でどこにサプライゾーン・デマンドゾーンがあるのかを正しく判断でき、今後のトレードにも活かせるようになるはずです。
サプライゾーン・デマンドゾーンとは?
サプライゾーンとは、売り圧力が強まるポイント、つまり価格が上昇していた流れが反転して下落する可能性のある領域です。 一方、デマンドゾーンはその逆で、買い圧力が強まる領域を指します。
どちらもローソク足のパターンを使って特定できます。 特に、トレンドが反転する直前のローソク足がゾーン設定の鍵になります。
サプライゾーンの具体的な引き方
基本の見つけ方
たとえば、チャート上で陽線が連続して価格が上がっていた後、陰線に切り替わるポイントが出てきたとします。
この最初の陰線がサプライゾーンを示す重要なサインになります。
この陰線の直前の最後の陽線の値動きをもとに、ゾーンを設定します。
ゾーンの始まり: 陽線の始値(オープン)
ゾーンの終わり: 陽線の高値
この範囲が、あなたのサプライゾーンになります。
トレンドの変化に注目
たとえば、ダウントレンドの中で価格が一時的に戻しをつけた後、再び下落して直近の安値を更新した場合、その戻しの際にできた最後の陽線がサプライゾーンとなります。
隠れたサプライゾーンの見つけ方
市場には一見わかりづらい、いわゆる「隠れたサプライゾーン」も存在します。
フェイクの高値更新に注意
たとえば、一度高値を更新する動きを見せた後、すぐに陰線が出て安値を更新していくパターンがあります。
これはダマシの動きとも言えます。
このような場合、その高値直前の陽線が隠れたサプライゾーンになることがあります。
目立ちにくいですが、トレードのタイミングを測る上で重要なポイントです。
デマンドゾーンの判断基準
サプライゾーンと逆に、価格が下がっていたが反転して上昇に転じた場所はデマンドゾーンになります。
この場合は、最後の陰線の始値から安値までがゾーンとなります。
価格が再度そのゾーンに戻ってきた時にサポートとして機能することが多いため、反発ポイントとして有効です。
時間足ごとの使い分け
サプライゾーンやデマンドゾーンは、長期足で引くことをおすすめします。
長期足を使う理由
週足や日足レベルで引くことで、ノイズが減り、ゾーンの信頼性が高まります。
短期足では偽の動き(フェイク)に騙されやすいため、基本的には長期足でゾーンを設定し、エントリーは短期足でタイミングを測るのが理想です。
実際のセットアップとエントリー
反応を見る
たとえば、価格がサプライゾーンに到達し、その付近で何度も反応している場合、そこは強い売り圧があると判断できます。
また、ゾーン付近で小さなレンジ(横ばい)ができた後、カウンタートレンドライン(逆方向のトレンドライン)をブレイクする動きが出たら、エントリーポイントとして有効です。
エントリーと損切り位置
エントリータイミング: サプライゾーンへの戻り、またはデマンドゾーンからの反発など
損切り位置: ゾーンの外(上または下)に設定する
利益確定(TP): フィボナッチリトレースメントなどを利用してリスクリワード比を管理する(例:1:2など)
まとめ
サプライゾーン・デマンドゾーンは、ローソク足の反転ポイントをもとに引く
最後の逆方向のローソク足が鍵
長期足でゾーンを引き、短期足でエントリーを探る
隠れたゾーンやフェイクの動きにも注意
これらのポイントを押さえることで、より精度の高いトレード戦略が組めるようになります。
皆さんのトレードに、ぜひ活かしてみてくださいね。
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